投稿

2023の投稿を表示しています

昭和天皇御製 七十歳になりて 昭和四十五年

イメージ
よろこびも かなしみも民と 共にして 年はすぎゆき いまはななそぢ ヨロコビモ カナシミモタミト トモニシテ トシハスギユキ イマハナナソヂ 昭和天皇

明治天皇御製 神祇 明治四十三年

イメージ
とこしへに 國まもります 天地の 神のまつりを おろそかにすな トコシヘニ クニマモリマス アメツチノ カミノマツリヲ オロソカニスナ 明治天皇

大正天皇御製 秋風に窓うつ雨のさびしさも

イメージ
秋風に 窓うつ雨の さびしさも わが身にしみて 冬近づきぬ アキカゼニ マドウツアメノ サビシサモ ワガミニシミテ フユチカヅキヌ 大正天皇

稲荷祝詞略詞(イナリノリトリャクシ)

イメージ
掛巻も恐き カケマクモカシコキ 稲荷大神の大前に イナリノオオカミノオオマエニ 恐み恐みも白く カシコミカシコミモマオサク 大神の厚き弘き オオカミノアツキヒロキ 恩頼に依て ミタマノフユニヨリテ 家門を令起賜ひ令立栄賜ひ イエカドヲオコサシメタマヒ タチサカエシメタマヒ 夜の守日の守に守幸へ賜へと ヨノマモリヒノマモリニ マモリサキワヘタマヘト 恐み恐みも白す カシコミカシコミモマオス

特攻隊遺詠 帝國陸軍 飛行第二十戰隊 高田豊志少尉

イメージ
身はたとひ 大空高く 消えゆくも 留めおかまし 大和魂 ミハタトヒ オオゾラタカク キエユクモ トドメオカマシ ヤマトタマシヒ 帝國陸軍 飛行第二十戰隊 高田豊志少尉

自衛官の心がまえ

イメージ
自衛官の心がまえ(昭和36年6月28日制定) 古い歴史とすぐれた伝統をもつわが国は、多くの試練を経て、民主主義を基調とする国家として発展しつつある。その理想は、自由と平和を愛し、社会福祉を増進し、正義と秩序を基とする世界平和に寄与することにある。これがためには民主主義を基調とするわが国の平和と独立を守り、国の存立と安全を確保することが必要である。 世界の現実をみるとき、国際協力による戦争の防止のための努力はますます強まっており、他方において、巨大な破壊力をもつ兵器の開発は大規模な戦争の発生を困難にし、これを抑制する力を強めている。しかしながら国際間の紛争は依然としてあとを絶たず、各国はそれぞれ自国の平和と独立を守るため、必要な防衛態勢を整えてその存立と安全をはかっている。 日本国民は、人類の英知と諸国民の協力により、世界に恒久の平和が実現することを心から願いつつ、みずから守るため今日の自衛隊を築きあげた。 自衛隊の使命は、わが国の平和と独立を守り、国の安全を保つことにある。 自衛隊は、わが国に対する直接及び間接の侵略を未然に防止し、万一侵略が行なわれるときは、これを排除することを主たる任務とする。 自衛隊はつねに国民とともに存在する。したがって民主政治の原則により、その最高指揮官は内閣の代表としての内閣総理大臣であり、その運営の基本については国会の統制を受けるものである。 自衛官は、有事においてはもちろん平時においても、つねに国民の心を自己の心とし、一身の利害を越えて公につくすことに誇りをもたなければならない。 自衛官の精神の基盤となるものは健全な国民精神である。わけても自己を高め、人を愛し、民族と祖国をおもう心は、正しい民族愛、祖国愛としてつねに自衛官の精神の基調となるものである。 われわれは自衛官の本質にかえりみ、政治的活動に関与せず、自衛官としての名誉ある使命に深く思いをいたし、高い誇りをもち、次に掲げるところを基本として日夜訓練に励み、修養を怠らず、ことに臨んでは、身をもって職責を完遂する覚悟がなくてはならない。 1 使命の自覚  (1) 祖先より受けつぎ、これを充実発展せしめて次の世代に伝える日本の国、その国民と国土を外部の侵略から守る。  (2) 自由と責任の上に築かれる国民生活の平和と秩序を守る。 2 個人の充実  (1) 積極的でかたよりのない立派な

明治天皇御製 國 明治四十三年

イメージ
おごそかに たもたざらめや 神代より うけつぎ來たる うらやすの國 オゴソカニ タモタザラメヤ カミヨヨリ ウケツギキタル ウラヤスノクニ 明治天皇

稲荷祝詞(イナリノリト)

イメージ
掛巻も恐き稲荷大神の カケマクモカシコキ イナリノオオガミノ 大前に恐み恐みも白く オオマエニ カシコミ カシコミモモウサク 朝に夕に勤み務る アシタニユウベニ イソシミツトムル 家の産業を イエノナリワイヲ 緩事無く怠事無く ユルブコトナク オコタルコトナク 弥奨めに奨め賜ひ イヤススメニ ススメタマイ 弥助に助け賜ひて イヤタスケニ タスケタマイテ 家門高く令吹興賜ひ イエカドタカク フキオコサシメタマイ 堅磐に常磐に命長く カキワニトキワニ イノチナガク 子孫の八十連属に至るまで ウミノコノヤソツヅキニイタルマデ 茂し八桑枝の如く令立槃賜ひ イカシヤグワエノゴトク タチサカエシメタマイ 家にも身にも枉神の イエニモミニモ マガカミノ 枉事不令有過犯す事の マガコトアラシメズ アヤマチオカスコトノ 有むをば神直日大直日に アラムヲバ カムナオヒオオナヒニ 見直し聞直し座て ミナオシ キキナオシマシテ 夜の守日の守に守幸へ賜へと ヨノマモリヒノマモリニ マモリサキワエタマエト 恐み恐みも白す カシコミカシコミモモオス

佳子内親王殿下詠進歌 友 令和五年歌会始の儀

イメージ
卒業式に 友と撮りたる 記念写真 裏に書かれし 想ひは今に ソツギョウシキニ トモトトリタル キネンシャシン ウラニカカレシ オモヒハイマニ 佳子内親王殿下

敬宮愛子内親王殿下詠進歌 友 令和五年歌会始の儀

イメージ
もみぢ葉の 散り敷く道を 歩みきて 浮かぶ横顔 友との家路 モミヂハノ チリシクミチヲ アユミキテ ウカブヨコガオ トモトノイエジ 敬宮愛子内親王殿下

秋篠宮皇嗣妃殿下詠進歌 友 令和五年歌会始の儀

イメージ
春楡の 卓の木目を 囲みつつ 友らと語る 旅の思ひ出 ハルニレノ タクノモクメヲ カコミツツ トモラトカタル タビノオモヒデ 秋篠宮皇嗣妃殿下

秋篠宮皇嗣殿下詠進歌 友 令和五年歌会始の儀

イメージ
彼方此方を 友らと共に 行巡り 聞き初めしことに 喜びありぬ ヲチコチヲ トモラトトモニ ユキメグリ キキソメシコトニ ヨロコビアリヌ 秋篠宮皇嗣殿下

皇后陛下御歌 友 令和五年歌会始の儀

イメージ
皇室に 君と歩みし 半生を 見守りくれし 親しき友ら コウシツニ キミトアユミシ ハンセイヲ ミマモリクレシ シタシキトモラ 皇后陛下

天皇陛下御製 友 令和五年歌会始の儀

イメージ
コロナ禍に 友と楽器を 奏でうる 喜び語る 生徒らの笑み コロナカニ トモトガッキヲ カナデウル ヨロコビカタル セイトラノエミ 天皇陛下

大正天皇御製 社頭暁 大正十年

イメージ
神まつる わが白妙の 袖の上に かつうすれ行く みあかしのかげ カミマツル ワガシロタエノ ソデノヘニ カツウスレユク ミアカシノカゲ 大正天皇

特攻隊遺詠 神風特別攻撃隊 第一護皐白鷺隊 小室静雄少尉

イメージ
榮えある 國に生れし この恩は 櫻の花と 散りて返さむ ハエアル クニニウマレシ コノオンハ サクラノハナト チリテカエサム 神風特別攻撃隊 第一護皐白鷺隊 小室静雄少尉

上皇陛下御製 森 平成三年

イメージ
いにしへの 人も守り来し 日の本の 森の栄えを 共に願はむ イニシヘノ ヒトモマモリキシ ヒノモトノ モリノサカエヲ トモニネガハム 上皇陛下

元始祭(ゲンシサイ)

イメージ
天津日嗣の際限なく アマツヒツギノキハミナク 天津璽の動きなく アマツシルシノウゴキナク 年のはじめに皇神を トシノハジメニスメガミヲ 祭りますこそかしこけれ マツリマスコソカシコケレ 四方の民くさうち靡き ヨモノタミクサウチナビキ 長閑けき空をうち仰ぎ ノドケキソラヲウチアフギ 豊栄のぼる日の御旗 トヨサカノボルヒノミハタ たてゝ祝はゝぬ家ぞなき タテテイハハヌイヘゾナキ

鳥居之祓(トリヰノハラヒ)

イメージ
神の在座鳥居に伊禮ば此身より カミノマストリヰニイレバコノミヨリ 日月の宮と安らげくす ヒツキノミヤトヤスラゲクス

明治天皇御製 國 明治三十七年

イメージ
ちはやぶる 神の御代より うけつげる 國をおろそかに 守るべしやは チハヤブル カミノミヨヨリ ウケツゲル クニヲオロソカニ マモルベシヤハ 明治天皇

三社託宣(サンジャタクセン)

イメージ
天照皇大神 アマテラスオオミカミ 謀計は眼前の利潤たりと雖も ボウケイハガンゼンノリジュンタリトイヘドモ 必ず神明の罰に当る カナラズシンメイノバチニアタル 正直は一旦の依怙に非ずと雖も シャウヂキハイッタンノエコニアラズトイヘドモ 終には日月の憐れみを蒙る ツヒニハジツゲツノアハレミヲカウムル 八幡大菩薩 ハチマンダイボサツ 鉄丸を食すと雖も テツガンヲショクストイヘドモ 心汚れたる人の物を受けず ココロケガレタルヒトノモノヲウケズ 銅焔に座すと雖も ドウエンニザストイヘドモ 心穢れたる人の処に至らず ココロケガレタルヒトノトコロニイタラズ 春日大明神 カスガダイミョウジン 千日の注連を曳くと雖も センニチノシメヲヒクトイヘドモ 邪見の家には到らず ジャケンノイヘニハイタラズ 重服深厚たりと雖も ヂュウブクシンコウタリトイヘドモ 慈悲の室に赴くべし ジヒノイヘニオモムクベシ

天皇陛下御製 加冠の儀 昭和五十六年

イメージ
懸緒断つ 音高らかに 響きたり 二十歳の門出 我が前にあり カケオタツ オトタカラカニ ヒビキタリ ハタチノカドデ ワガマエニアリ 天皇陛下

春日大明神の神託(カスガダイミョウジンノシンタク)

イメージ
千日の注連を曳くと雖も センニチノシメヲヒクトイヘドモ 邪見の家には到らず ジャケンノイヘニハイタラズ 重服深厚たりと雖も ヂュウブクシンコウタリトイヘドモ 慈悲の室に赴くべし ジヒノイヘニオモムクベシ

上皇陛下御製 波 平成六年

イメージ
波立たぬ 世を願ひつつ 新しき 年の始めを 迎へ祝はむ ナミタタヌ ヨヲネガヒツツ アタラシキ トシノハジメヲ ムカヘイワハム 上皇陛下